{"created":"2023-06-19T09:15:57.540301+00:00","id":173,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"67892587-38f1-43da-a9e8-14978fee1f82"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"173","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"173"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:kaetsu.repo.nii.ac.jp:00000173","sets":["3:37:39"]},"author_link":["281","280","279"],"item_1_alternative_title_5":{"attribute_name":"論文名よみ","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"キョウト ギテイショ ノ ヒジュン ト カテイ ノ ニサンカ タンソ ハイシュツ ノ ゲンジョウ ト サクゲン 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855kg排出したことになる。エコネット情報の試算によるとガソリン1lを消費すると牛乳1l入りパック1, 150本分のCO_2を排出すると言う。この家庭では、333, 500本分を大気中に排出していることになる。このように経済が豊かになり、便利な生活ができる裏には、有限な資源を消尽し生存環境を汚染、破壊しながら進行してきたと言うマイナスもあった。あたかも、それは蛸が自分の足を食べながら太ろうしているかのようである。経済大国は、地球の資源を食べて太ってきたのであり、その汚物を世界に捨ててきた。しかし、このような経済、社会のあり方が根本的に是正される内容を含むのが、京都議定書(以下、議定書と記す)である。それは、消費の末端にある家庭の消費生活の再検討から始まるであろう。\"","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_source_id_13":{"attribute_name":"雑誌書誌ID","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"AA1171228X","subitem_source_identifier_type":"NCID"}]},"item_1_text_2":{"attribute_name":"記事種別(日)","attribute_value_mlt":[{"subitem_text_value":"研究論文"}]},"item_1_text_3":{"attribute_name":"記事種別(英)","attribute_value_mlt":[{"subitem_text_language":"en","subitem_text_value":"Article"}]},"item_1_text_9":{"attribute_name":"著者所属(日)","attribute_value_mlt":[{"subitem_text_value":"嘉悦大学経営経済学部"}]},"item_files":{"attribute_name":"ファイル情報","attribute_type":"file","attribute_value_mlt":[{"accessrole":"open_date","date":[{"dateType":"Available","dateValue":"2006-11-30"}],"displaytype":"detail","filename":"KJ00004727310.pdf","filesize":[{"value":"2.6 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