@article{oai:kaetsu.repo.nii.ac.jp:00000309, author = {小野, 展克 and オノ, ノブカツ and Ono, Nobukatsu}, issue = {1}, journal = {嘉悦大学研究論集}, month = {Oct}, note = {P(論文), 新聞が本格的な普及を始めた明治初期に直面した最初の大型破綻劇が、為替方として金融システムの一翼を担っていた小野組の経営破綻だった。黎明期の新聞が、小野組の破綻というセンセーショナルなニュースをどう報じたのかを当時の新聞記事が使用したキーワード、キーセンテンスを抽出、分析して解き明かすことを目指した。企業活動にとって消費者や取引先との信用が大切なことは現代も明治時代も変わらない。そして、企業が信用を形成する上で情報が大きな鍵を握るため、マスメディアは大きな役割を担うことになるのだ。大衆が情報を得る手段が限られる中、黎明期の新聞が企業信用に与える役割は極めて大きなものだったと考えられる。小野組破綻をめぐる記事のキーワード、キーセンテンスを分析すると、当初は主に「戸を閉じる」という表現で経営破綻が伝えられる。 小野組の破綻が信用不安を増幅し、それが金融システム不安に拡大する可能性がある点を指摘する高度な分析記事を東京日日新聞が掲載する一方で、読売新聞は他の金融機関への破綻の広がりを否定する記事を書き、両社の違いが浮き彫りになった。}, pages = {73--85}, title = {明治初期の経営破綻に関する新聞報道 (山本孝夫教授退職記念号)}, volume = {56}, year = {2013} }