@article{oai:kaetsu.repo.nii.ac.jp:00000927, author = {飯野, 幸江}, issue = {2}, journal = {嘉悦大学研究論集, KAETSU UNIVERSITY RESEARCH REVIEW}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究資料は、享保4(1719)年から元文5(1740)年までの三井両替店一巻の決算帳簿の財務数値を一覧表にしたものである。  近世を代表する商家の一つである三井家は、呉服業に関係する営業店を本店一巻、両替業に関係する営業店を両替店一巻としてグループ化し、その頂点に統轄機関である大元方を据えることによって事業管理を行った。そして、そこでは階層的な組織単位間の内部報告会計にもとづいた会計システムが構築されていた。  三井家の会計の研究は、会計帳簿の研究を中心に行われ、その研究成果はそれなりに蓄積されている。しかしながら、その多くがある特定の時点の会計帳簿を選んで分析した静的な考察を主たる内容としたものであり、時系列分析による動的な研究はほとんどない。その理由の一つに、時系列分析による動的な研究は時間と手間がかかることがあげられる。  本研究資料の意義は、両替店一巻の決算帳簿の財務数値の一覧表を作成することで、時系列的な会計史研究を行うための基礎資料を提供することにある。同時にこれらの資料には三井家の両替事業部門の経営状態が反映されているため、経営史研究のための基礎資料としての意義も有する。}, pages = {15--26}, title = {享保-元文期における三井両替店一巻の財務数値}, volume = {61}, year = {2019} }