@article{oai:kaetsu.repo.nii.ac.jp:00000951, author = {真鍋, 雅史 and 岡崎, 友里江}, issue = {2}, journal = {嘉悦大学研究論集, KAETSU UNIVERSITY RESEARCH REVIEW}, month = {Mar}, note = {P(論文), 中華人民共和国湖北省武漢市に端を発する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行は、社会経済活動に大きな影響を与えている。特に都市の閉鎖(いわゆるロックダウン)に伴う移動の強い制限は、航空市場にも大きな影響を与えている。COVID-19が航空需要に与えている影響は極めて大きなものであるが、その影響の与え方は、目的別需要によって大きく異なるものと考えられよう。そこで本研究では、国土交通省『航空旅客動態調査』の公表統計を用いて、路線別の旅客の目的別割合を求め、これに『航空輸送統計』で得られる路線別需要(年間総計)に乗ずることで、目的別航空需要を路線別に推計した。推計された結果からは、以下のようなことが明らかになった。まず目的別割合でみると、仕事割合や私用割合は、離島路線や近距離路線で大きいことが分かった。また、旅客数でみると、仕事需要や私用需要は、羽田と地域の基幹都市とを結ぶ路線で多く、観光需要は北海道や沖縄路線で多いことが分かった。ただし、特に需要が小さい路線については割合が極端に出る場合があり、幅をもって評価する必要がある。加えて、推計された目的別の国内航空需要を用いて、COVID-19流行下の現実の航空需要関数の推定も一次的接近として試みた。仕事需要及び観光需要については正に有意な結果が得られ、幾分かの回復が示唆された。一方で、私用需要は予想される符号条件に反して負に有意な結果が得られ、落ち込んでいることが示唆されている。  目的別航空需要を路線別に推計することは、初めての試みであり、推計されたデータを用いて今後様々な研究が可能になるであろう。}, pages = {43--61}, title = {目的別国内航空需要の推計}, volume = {63}, year = {2021} }