@article{oai:kaetsu.repo.nii.ac.jp:00000952, author = {宇田川, 拓雄}, issue = {2}, journal = {嘉悦大学研究論集, KAETSU UNIVERSITY RESEARCH REVIEW}, month = {Mar}, note = {P(論文), 中退の原因の1つに学業不振がある。学業不振は科目不合格として顕在化し単位不足による中退を誘発する。学生の成績を評価することは大学教員であれば誰でも日常的に行っているが、どんな学生をどんな方法で評価して不合格にしているかについての研究は少ない。不合格は直接的には学習課題の理解度不足や評価時における達成度不足など学生の学力不足の結果である。しかし学力以外にも様々な要因が科目合否に影響を及ぼしている。学力が十分でない学生が多い非難関大学(低偏差値大学)では中退者が多く、科目不合格者も多いと考えられる。非難関大学の授業担当者としての経験では、授業欠席や試験放棄で学力試験を受けずに科目不合格になる学生が少なくない。授業に出席してもテキスト、配布資料、学習用具などを持参しない、私語、途中退席、居眠り、教員に非礼な行動をとるなどの問題行動を起こす学生も多い。本研究では学力以外の理由で科目不合格になるのはどのような学生かを知るために、科目不合格と「学生属性(student attributes)」(通学時間、家族、入試、進路希望、親の学歴、アルバイトや部活動時間など)の関係に着目した。対象データの分析から、属性は科目不合格に影響を及ぼしているがその度合いは小さく、属性から不合格を確実に予想するのは難しいことが分かった。人間の社会的行為における規範の役割を重視するホモ・ソシオロジクス(社会学的人間)モデルにより、科目不合格を大学規範と学生が内面化している規範の不一致の結果と考えることが科目不合格の理解に適しているのではないだろうか。}, pages = {63--77}, title = {学生の科目合否における学生属性の影響に関する研究}, volume = {63}, year = {2021} }